白山   標高2,702m

登山日 平成16年7月16日木曜日
コ ー ス タ イ ム
7時00分 大白川登山口 登り
  大倉山非難小屋 5時間00分
  阿弥陀が原  
12時00分 室堂山小屋 着   
13時00分 室堂山小屋 発 降り
  大倉山非難小屋 4時間00分
17時00分 大白川登山口  
【メンバー 】 単独
帰ってきて、山小屋から見ると、白山の方向だけ雲がかかっている

白山で出会った花

朝、白山の方向を見ると雲がかかっていて、白山が見えないしかし、近くの大日ヶ岳は山頂まで見えているので、5時30分に山小屋を出発、平瀬から細い曲がりくねった道を大白川ダムまで車で向かう。
 
 
 鳥居の前の駐車場に車を止めて、登山の用意をして、大白川登山口から登る。

 入り口の鳥居の右側の柱の所に「車上ねらい」の注意書きが貼ってありました。
 もう一度、車の所に戻って鍵、などを確認して出発。
ちょっと待って!
  車内に貴重品を
     置いてないですか。
(車上荒らしが発生しています)
                白 川 村

 登り口にセンサーらしきものが有るのでなんだろうと思って近付くと登山者のカウンターでした。
 なだらかな、良く整備されているブナ林の登山道を登っていきます。
 時々、ブナ林の間から大白川ダムの青白い湖を見ながら高度をかせいで行きます。
 今日は、時々日が射す曇り空で暑くも無く、寒くも無い登山日和です。
 

 途中、所々に写真右側のような距離が書いてある道標があります。温泉の臭いのする尾根を通り、ブナがまばらになってきてダケカンバが現れるようになり、大白川ダムも小さく見られるようになると大倉山非難小屋に着きます。下の写真右側中央にかすかに見えています。屋根が緑色ですから探しにくいと思います。

 大倉山非難小屋はログハウス風のしゃれた非難小屋です。
 避難小屋は、掃除も行き届いていて、綺麗で休息をとるのにはちょうど良い所でした。
 避難小屋で一息入れていると、1人の人が降りて来たので室堂の様子を聞いたら、昨日の夕日は綺麗であったが、今日の朝は御来光を見ることができなく小雨が降っているとのことでした。「雨合羽を持っているか」との問いに「持っている」と答えると「じゃ〜大丈夫」との事でしたので、室堂付近は相当雨が降っているのではないかと想像しました。

 ここまでくれば、キヌガサソウ、サンカヨウ、ノウゴイチゴの高山植物が登山道の脇に現れてきます。
 ノウゴイチゴは、花が過ぎ赤い小さな実になっていましたので、食べてみましたが、甘くて美味しく、小さいだけで果物屋で売っているオランダイチゴと形が小さいだけで同じ味でした。

 その後、大白川ダム側に崩れた瘠せ尾根を2〜3箇所過ぎれば、今回はあいにくの下の写真のようにガスが掛かっていて、幻想的なお花畑に白山フウロ、キンポウゲ、オタカラコウ、コバイケソウなどのお花畑があらわれる。
三方崩岳は、霞んで見えました。

カンクラ雪渓   この頃から一段とガスが強くなって遠くを見ることが出来ませんでした。

 階段状の登山道が続き、雪渓の近くにはチングルマ、イワカガミ、黒百合、ハクサンコザクラ等がと目を楽しませてくれました。
 阿弥陀が原に着いても、深いガスに覆われ10mほどしか視界がきかなく室堂の山小屋はまったく見えない状況でした。
 30年程前に登った時は、赤い屋根の山小屋が反対側に良く見えていたことを思いだして、ハクサンコザクラ、黒百合などを見ながら勘を頼りにハイ松の間の登山道を進みました。

 方向を見失わないように、道標に従って行くと、ガスの中から大きな室堂がぼんやり見えてきたときは感動しました。

 室堂に着いたらまず神社に参拝して、寒いので外で昼食ができないため、山小屋の休憩室を借りて弁当を食べようと思って、山小屋の従業員の方に「ここで食事をして良いか」と尋ねると、明るい声で「食堂を無料開放していますのでそちらでどうぞ」と言われこれには感激しました。
 食堂は広く、先客が何人か見え、弁当、山小屋で作ってもらった暖かい食事をとっていました。
 食堂では、ストーブ等の火の使用は禁止だそうです。

 昼ご飯は、わっぱの弁当箱に朝、詰めたご飯にめざし1匹漬物少々、最近山での昼食はこのスタイルに決めています。
 私の場合、山では、ご飯を食べないと力が出ないことと、早くできるのと、塩気があり美味しく塩分の補給にもなり、それに何と言っても、わっぱの弁当箱に詰めたご飯が冷たくても実に美味しいと思います。
 昔山をやっているときの昼は、朝の残りご飯に、塩昆布のお茶漬けと決まっていたことを思い出します。

 これからの行動をどうするか?
 休暇がもう1日取ってあるので、室堂に泊まってとも思いましたが、東海地方は、昨日、梅雨明け宣言が出てそれに合わせて登山を計画しましたが、特に冬など、ひるがの高原の天気は、日本海側の影響が強いと感じていましたので、2・3日前新潟県で大洪水が発生している状況で、前線がまだ日本海に有り天気が、良くなることは無いと判断して、下山することにしました。
帰った翌日
 平成16年7月17日(金曜日)山小屋から白山の方向を写したものです。
 やはり、白山だけが雲の中でした。

 ホームページを見ると帰りは2時間なんて書いてあるものですから、写真を撮りながら3時間程度と思って、阿弥陀が原からトントンと調子よく下ると途中から膝が痛くなって、特に整備されている階段をまともに歩くことができなくなって来ました。
 整備された階段を横を向いて歩かないと進めなく、4時間近くかかって大白川ダムに降りてきました。
 真っ暗で何が写っているかわからないと思いますが、真中の黄色に耀く2つの点が見えると思いますが、狸です。
 山の中で狸は始めて見ましたが、フラッシュをたいたら一目散に逃げていきました。
 
 登山口に戻ったのは、5時近かったので温泉が閉店しているのでないかと心配していましたが大丈夫でしたので、早速、300円払って温泉に入って痛めた足を癒しました。
 入浴料金、昨年は200円で100円値上げしたようです。

 今回の登山は、強い雨にも会いませんでしたが、ガスが出て見通しの悪い登山でした。
この看板は、2003年8月31日の撮影で200円でした。


「ハクサン」のつく植物

標高の高い場所
 ハクサンコザクラ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンボウフウ、ハクサンサイコ、ハクサンイチゲ、ハクサンオオバコ、ハクサンスゲ、ハクサンイチゴツナギ
標高2,000m
 ハクサンオミナエシ、ハクサンシャジン、ハクサンタイゲキ、ハクサンハタザオ、ハクサントリカブト、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ
登 山 口
  ハクサンアザミ、ハクサンカニコウモリ、ハクサンカメバヒキオコシ、
の18種類。
その他 白山に因むもの
 ゴゼンタチバナ(御前)、オヤマリンドウ(御山)



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